オウム貝、直角貝、アンモナイトは、イカやタコと同じ頭足類の仲間です。
オウム貝
オウム貝は、古生代の直角貝と共通の祖先であるエレスメロセラス目から進化し、カンブリア紀に出現しています。
オルドビス紀に繁栄しましたが、デボン紀末にオウムガイ目以外は絶滅し、現生種はノーティラス属のみが、南太平洋からオーストラリア近海に生息し、生きた化石と呼ばれています。
オパール化したきれいなオウム貝
直角貝
直角貝はオルドビス紀に出現し、直線的な殻を持っています。
オルドビス紀からシルル紀に繁栄しましたが、ジュラ紀に絶滅しています。
オルトセラス属は体長15㎝ほどですが、大型化したカメロケラス属は体長10mにもなりました。
オルトセラス
アンモナイト
アンモナイトは、オウム貝の仲間のバクトリテス目から進化し、シルル紀に出現しています。
デボン紀から白亜紀まで広く分布し、繁栄しましたが、白亜紀末に絶滅しています。
ゴードリィセラス
フィロセラス
ディプロモセラス
白亜紀末には、殻が平面らせん状に巻かない、異常巻きのアンモナイトも出現し、繁栄しました。
地質年代区分は、古生代がカンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム紀で、中生代が三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の順になっています。