雑木林を散歩していて、見慣れた風景の変化に気付きました。
大きなドングリの木が無くなっていて、空間が広がっています。
近くに行ってみると、木は切り倒され、切り株だけが残っています。
この木は、昨年の夏に見た時には、大きなキノコが生えていました。
コフキサルノコシカケというキノコで、こんな大きなキノコが生えていたら、木はダメージを受けて弱っているだろうと思いました。
コフキサルノコシカケは、マンネンタケの仲間で、広葉樹の生木の幹や枯れ木に発生する、木質で非常に硬いキノコです。
多年生で、年々成長し、大きなものはカサの直径が50㎝ほどにもなります。
また、何段にも重なって巨大になることもあります。
このキノコは木を腐らせ、風折れや風倒れの原因になります。
それで、倒れる前にと伐採されたのでしょう。
ただ、切り株の脇から新芽が出ていたので、また成長することでしょう。
コフキサルノコシカケ 8月
伐採された木の切り株
下の方に新芽が出ています。
傍らには、木の断片が転がっていました。
枯れていたのでしょう。
木質部は黒く変色し、化石のようです。
周りには、ドングリの実もたくさん落ちていました。