子どもの頃、蛍石を採りに行き、いくつか拾ってきたことがありますが、きれいな結晶面を持つものは稀でした。
最近、きれいな正八面体の蛍石を手に入れましたが、これは割って人工的に正八面体にしたものだとのことです。
蛍石は、フッ素とカルシウムの化合物で、不純物の無いものは無色透明です。
含まれる不純物により、緑や青、紫、ピンク、黄、褐色、黒などの色合いを持ちます。
加熱すると発光し、割れて弾け、この様子がホタルのようだと、蛍石と名付けられたそうです。
劈開が強く、正八面体に割れます。
劈開とは、鉱物が規則正しく割れる性質を言います。
モース硬度は4で、あまり硬くありません。
パワーストーンとして用いられ、悩みや迷いに対して精神を安定させ、希望を導いてくれる「目覚めの石」と言われています。
また、集中力や思考力、記憶力、自由な発想と想像力を高めてくれる「知性の石」、「天才の石」とも言われています。
私には、透明感のある飴玉のように見え、京都の和菓子の錦玉のようにも見え、美味しそうだなと思ってしまいます。
細かい金属の粒が入ったもの