アマチャはヤマアジサイの変種で、関東、中部地方に自生する落葉低木です。
ヤマアジサイとの違いとしては、葉が薄く、光沢が無いこと、葉、葉柄、茎が赤紫色を帯びることなどがあげられます。
花色は、淡紫色から淡赤色に変化します。
天城アマチャのように白色のものもあります。
開花期は5~8月です。
葉を乾燥し、発酵させて、煎じる甘茶は、古くから利用されています。
甘味成分として、フィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、ショ糖の数100倍の甘さがあります。
甘味は生の葉には無く、発酵と乾燥をすることで生じます。
生薬としては、抗アレルギー作用や歯周病に効果があるといわれています。