リトープス 紫勲玉(L.lesliei)は、南アフリカ北ケープ州、北西プロビンス州、ハウテン州、フリーステイト州、ボツワナ南東部など、リトープスの中では最も広い範囲に分布しています。
この一帯は、夏に雨の多い地域です。
レスリエイが見つかる地域では、他のリトープスは見つかりません。
レスリエイは、南アフリカのフェリーニヒング市長を務めたレスリーらによって発見され、その名前に因んでL.leslieiと名付けられました。
レスリエイには紫勲玉の他に、弁天玉、宝留玉など6つの変種があります。
紫勲玉の頂面の色は、灰色がかった緑、茶色がかった緑、ピンクがかった灰色、錆びたオレンジ色などで、秋に黄色い花を咲かせます。
成長すると分頭し、群生株となります。
紫勲玉
黄紫勲(アルビニカ)
北ケープ州ウォレントン近郊に分布し、黄色がかった緑色のボディで、頂面は繊細な緑色の模様があります。
秋に白い花を咲かせます。
弁天玉
北ケープ州ウォレントンの北西に分布し、頂面は灰色に黒っぽい模様がありますが、色の変化が大きく、青灰色や緑、茶色、赤色のものもあります。
宝留玉
北ケープ州モダー川の南西、キンバリーの南南西に分布していて、頂面はオレンジがかった茶色、ピンクがかった茶色に、灰色がかった茶色の模様があります。
色の変化が大きく、緑色や青灰色のものもあります。