プレイオスピロス ネリイは、玉の真ん中を垂直に割ったような形で、表面には斑点がある多肉植物で、見た目は小石そっくりです。
原産地は、南アフリカ北ケープ州のグレートカルー南部と東西ケープ州の境界にあるリトルカルー周辺で、頁岩や砂岩質の土壌に生息しています。
現地は年間降雨量が150~300㎜と、とても少ない乾燥地帯です。
プレイオスピロスの言葉の意味は、ギリシャ語のpleios(many)とspilos(spot)から来ていて、斑点のある葉を指しています。
プレイオスピロスの仲間には、ネリイの他にボルシイやコンパクトスなどがあります。
ネリイの花は6~7.5㎝と大きく、春にオレンジ色や黄色の花を咲かせます。
花にはココナッツのような独特の香りがあり、午後に開花し、夜には閉じます。
乾燥に非常に強く、暑い時期には水分を節約するために休眠状態になるので、夏の間は断水します。
冬に新しい葉を育て、古い葉は新しい葉の養分になります。
水をやりすぎると古い葉が残り、腐敗の原因となるので、分裂中の水やりは避けます。
他の多肉植物のように、水を与えないことで縮んだりすることはありません。
高温多湿には弱く、風通しと水はけの良い場所を好みます。
長い直根を持ち、植える時に深いポットが必要です。
帝玉
紫帝玉 帝玉の栽培品種で紫色の花が咲きます。