畑ではニラの花が満開になっていて、一部は、もう実ができ始めています。
ニラはユリ科ネギ属の多年草で、白い小さな花が、半球状に沢山咲きます。
開花期は、8月末から10月末までです。
葉は食用として用いられ、ビタミンAやカロテンなどを多く含んでいます。
ニラには、硫黄化合物のアリインが含まれ、調理の過程でアリシンが生成され、独特の臭いが生じます。
これは、ネギやニンニクの臭いと同じ成分です。
漢方としても利用され、茎葉の生薬名は韮白(きょうはく)で、食欲不振や胃炎に効果があり、種は韮子(きょうし)で、下痢止め、頻尿に効果があるとされています。
とても古くから知られていて、万葉集でも久々美良(くくみら)という名で、詠われています。
伎波都久の 岡の久々美良 我摘めど 籠にも満たなふ 背なと摘まさね (作者不詳)
今は、畑の花の少ない時期で、畑に来る虫たちは、ニラの花に集まっています。
ニラの花
アリ
カメムシ
セセリチョウ
タテハチョウ
ハナアブ
ハナムグリ