サツマイモは高温性の植物で、夏の暑い時期に、旺盛につるを伸ばし成長します。
畑のサツマイモのつるも四方に広がり、隣の畝に侵入してきました。
ちょうど、雑草取りをしているので、雑草を抜くのに併せて、つる返しをしました。
植物の生長には、栄養生長と生殖生長があります。
栄養生長は、葉や茎を大きく増やす生長で、生殖生長は、子孫を残すために種子などを作る生長です。
環境条件が良いと、植物は栄養生長をして、大きくなろうとします。
一方、条件が悪くなると、子孫を残し次世代に継ぐための生殖生長をします。
サツマイモは求肥力が強く、土中の栄養分をどんどん吸収します。
つるが伸びるとつるに根が生えて、養分を吸収し、また、つるが伸びます。
そして、栄養生長を続けるために、根に養分が蓄えられずに、茎葉ばかリが成長する、つるボケを起こすことがあります。
特に土中にN分が多いと、つるボケを起こし易くなります。
それを防ぐために、つるを起こして根を土中から引き抜きます。
返したつるは、株の上に重ねて置きます。
つる返しは、収穫までの間に数回、行っています。
最近はつるが余り伸びず、つる返しをする必要の無い品種もあるようです。
6月末 6月初めに植えたサツマイモのつるが、しっかり根付き、葉が増えてきました。
8月中旬 畝いっぱいにつるが広がっています。
つるを起こして、根を剥がします。
起こしたつるを株の上に重ねます。
取り除いた雑草 日差しが強いので、すぐに乾燥します。
草マルチとして使用しています。