アグロステンマは、ナデシコ科ムギセンノウ属の一年草で、地中海沿岸から西アジアにかけて分布しています。
日本には明治時代に渡来しています。
1mほどに伸びた茎先に、直径4㎝ほどの5弁花を咲かせます。
花色はピンク、白、紫で、開花期は4~7月です。
茎は細長く伸び、風になびくような柔らかい草姿は、優しげな雰囲気を持っています。
アグロステンマの名称は、ラテン語のagros「畑」とstemma「王冠」から来ていて、畑に美しく咲くという意味です。
ヨーロッパで、麦畑に生える雑草だったことに由来するそうです。
日当たりや水はけの良い環境を好みます。
丈夫な性質で、日本各地で半野生化しています。
アグロステンマの花