トマトや完熟したピーマン類、ラディッシュなど赤い色の野菜は、いろいろとありますが、畑の緑の中で赤い色は、鮮やかで一際、目立ちます。
これらの野菜の赤い色は、カロテノイドやアントシアニンなどの色素によるものです。
トマトの赤い色はカロテノイド色素のリコピンによるもので、リコピンは抗酸化作用が高く、生活習慣病や老化防止に効果があると言われています。
トマト
完熟したピーマンやシシトウ、唐辛子の赤い色は、カロテノイド色素のカプサンチンによるもので、老化や動脈硬化の予防に効果があると言われています。
ピーマン
ししとう
唐辛子
ラディッシュやローゼル、赤オクラの赤い色は、アントシアニンによるものです。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、活性酸素の生成を抑制する働きがあり、動脈硬化や血管障害を予防する効果があると言われています。
ラディッシュ
ローゼル
赤オクラ
ビーツの赤い色は、ベタシアニンとベタキサンチンによるものです。
これらの色素はベタライン色素と呼ばれ、高い抗酸化作用を持っており、活性酸素を抑制し、老化を防ぐ働きがあると言われています。
ビーツ
赤い色の野菜は鮮やかなだけでなく、健康への効果も高いと言えるでしょう。