散歩をしていたら、近所でニワウメの花が、満開になっているのを見つけました。
ニワウメは、バラ科サクラ属の中国原産の耐寒性落葉低木です。
3~4月頃に、葉が出る前に枝を覆うほどびっしりとピンク色の花を咲かせます。
花後に直径1㎝ほどの果実ができて、6~7月頃に赤く熟します。
果実は食べられますが酸っぱく、果実酒に利用されます。
種子は生薬名を郁李仁と言い、便秘薬になります。
古くから知られ、唐棣花(はねず)とも呼ばれ、万葉集でも詠まれています。
夏まけて 咲きたる唐棣 ひさかたの 雨うち降れば うつらひなむか (大友家持)