家の近くを散歩していると、公園や道端の草むらに、ジャノヒゲの仲間が花を咲かせているのを見かけるようになりました。
どれもよく似ていて、区別が難しいものもあります。
ヤブラン
キジカクシ科ヤブラン属の常緑多年草で、草丈は20~40㎝ほどです。
耐寒性、耐暑性が強くとても丈夫で、8~10月に長い穂を伸ばして青紫から白色の花を咲かせます。
ジャノヒゲにとてもよく似ていますが、実の色がジャノヒゲが青で、ヤブランが黒と異なるので区別できます。
ツルボ
キジカクシ科ツルボ属の球根植物で、草丈は10~15㎝ほどです。
日当たりのよい場所を好み、秋口に葉を伸ばすと同時に花穂を伸ばし、薄ピンク色の小さな花を密生させます。
ノシラン
キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑多年草で、葉は30~80㎝の線形で幅広です。
耐陰性があり、湿った場所を好みます。
花期は7~9月で花穂を伸ばし、白色から淡紫色の花を多数つけ、下向きに垂れた形で咲かせます。
ジャノヒゲ
キジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑多年草で、リュウノヒゲとも言われます。
草丈は10~20㎝で地を這うように広がります。
半日陰を好み、7~8月に15㎝ほどの花穂を伸ばし、白色または淡紫色の花を咲かせます。
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