畑の隣に農道が走っていて、雑草がはびこっています。
特にこの暑さの中、盛んに成長して畑に侵入してきます。
背の高くなったものは刈り取って畑に入らないようにしていますが、中にはきれいだなと思う野草の花も咲いています。
また、特定外来生物に指定されている雑草もはえていたりします。
タマスダレ
ヒガンバナ科ゼフィンランサス属の常緑多年草、アメリカ原産で5月から10月にかけて白い花を次々と咲かせます。
ヒガンバナ同様、有毒のルコリンを含んでいて、特に球根に毒成分が多く含まれています。
葉はニラやノビルに似ていて、間違って食べると吐き気、嘔吐、けいれんを起こすことがあります。
ダールベルグデージー
キク科ティモフィラ属の多年草。
四季咲き性で春から初冬まで黄色い花が咲き続けます。
繁殖力が強く、こぼれ種でよく増えます。
葉は小さく光沢のあるグリーンで、羽状に細かく切れ込みふんわりとした形です。
ツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属の一年草、6月から7月にかけて青い花をつけます。
早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまいます。
古くから親しまれていて、万葉集にも何首か詠まれています。
バーベナテネラ
クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草、南アメリカ原産で草丈は30㎝ぐらいです。
開花期は5月から11月までと長く、シバザクラに似た花を咲かせます。
花色は紫色が主で、ピンクや赤、白色もあります。
花径1㎝ほどの小さな花が、数輪まとまって手毬状に咲きます。
ヒメヒオウギズイセン
南アフリカ原産のアヤメ科クロコスミア属の多年草で、開花期は6月から8月、色鮮やかな花が穂になって咲きます。
花色は赤、オレンジ、黄色などです。
古くから栽培され親しまれている花ですが、丈夫でよく増え、野生化して各地でみられます。
セイヨウタンポポ
キク科タンポポ属の多年草、ヨーロッパ原産の帰化植物です。
開花期が3月から10月と長期間にわたり花を咲かせます。
繁殖力が強く、分布を広げていて、要注意外来生物に指定されています。
オオキンケイギク
キク科ハルシャギク属の多年草。
開花期は5月から7月で、花径5~7㎝の大きめの橙黄色の花を咲かせます。
1880年代に園芸用として輸入されたものが野生化して増え、在来種を脅かしています。
繁殖力が強く、抜いても根が残り、根の再生力が強いため根絶は難しくなっていて、特定外来生物に指定されています。
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