春にスミレが咲いていた鉢に芽を出し、スミレが枯れた今では堂々と鉢を占拠しています。どんな植物かと思っていたら、花が咲きネジバナと判りました。
ネジバナはラン科ネジバナ属の小型の多年草でモジズリとも呼ばれます。
花色はピンク色ですが、まれに白色のものもあります。
花はとても小さく5弁がピンク、唇弁が白色でらせん状に茎の周りに並びます。
日本原産で古くから親しまれ、歌にも詠まれています。
芝付の 御宇良崎なる 根都古草 逢ひ見ずあらば 吾恋ひめやも(万葉集)
みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れむと思ふ 我ならなくに(古今集)
ネジバナ
ネジバナの花
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