Ushidama Farm

市民菜園でハーブや野菜を育てています

石灰の効果

石灰は酸性の土壌を中和して、窒素やリンなどの養分を吸収しやすくする働きがあり、土壌改良材として使われています。

また、カルシウム分が作物に吸収されると、作物内のペクチン酸とカルシウムが結びついて細胞壁が丈夫になり、病気に強くなります。さらに低温や乾燥にも強くなります。

トマトの尻くされなどカルシウム欠乏による障害にも効果があります。

うどんこ病や灰色かび病、根こぶ病、青枯れ病、いもち病などの病気に対する効果も認められています。

石灰にはいろいろな種類があります。

 生石灰(酸化カルシウム) 強アルカリ性 水を加えると発熱して消石灰になります。

 高熱を発生するので、取扱いには注意が必要です。

 消石灰(水酸化カルシウム) 強アルカリ性 

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 炭酸カルシウム アルカリ性 石灰岩を粉末にしたもの

 水の溶解度が極めて小さいため、作物に吸収されにくく、畑にたっぷりカルシウム分があっても、石灰欠乏を起こすことがあります。そんな時は水に溶けやすい石膏や硝酸石灰が有効です。

 苦土石灰(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム) アルカリ性 

 ドロマイトを粉末にしたもの 微量元素のマグネシウムを含んでいます。

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生石灰、消石灰、苦土石灰は即効性ですが、種子や苗に触れると障害を起こす恐れがあり、作物を植える1~2週間前に土と混和する必要があります。

 有機石灰(炭酸カルシウム) アルカリ性 貝殻を粉末にしたもの

 穏やかに効果が持続するため、撒いた後、すぐに種蒔き、定植が可能です。

 ミネラルに富み、土を豊かにします。

 多孔質構造をしているので、土壌微生物の住処になり、活動を活発にします。

 土壌の団粒化が進み、土がふかふかになります。

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 貝化石 有機石灰の1種 貝化石の堆積した地層を採掘して粉砕したもの

 貝殻の他、魚の骨やヒトデなどが含まれ、ミネラルや有機成分を多く含みます。

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 過リン酸石灰(第一リン酸カルシウム、硫酸カルシウム) 酸性

 リン鉱石に硫酸を加えて作ります。リン酸肥料として使われています。

 石膏(硫酸カルシウム)はカルシウムとイオウの供給源となります。

 水に溶けやすいため、土壌のpHを上げないでカルシウムを供給することができます。

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石灰はいろいろな種類があり、それぞれ特徴が異なるため状況に応じて使い分けることが必要です。

石灰の散布は粉をそのまま撒いたり、水に溶かして撒いたりします。

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